僕は「乾癬ってなんですか?」と先生に伺いました。
何せ初めて聴く病名でしたから、どんな病気なのか知りたかったですし何よりもすぐに治るのかが知りたかったのです。
すると先生から
「乾癬は人にうつる意味での感染ではなく、原因はまだはっきりとわかっていない皮膚病の1つで、遺伝的な要因でもなく、今のところ治療方法は対処療法をしていく方法しかないんだよ」という説明を受けました。
「対処療法??」
と更に質問した僕は
「乾癬は薬を塗っていれば炎症が薄くなったり治ったりするけど、それは完全に治っているのではなくて、また何かの拍子に発症する事があるから症状がでたら薬で対処していくという事だよ」という説明でした。
僕は「ずっと治らないという事ですか?」と質問すると
先生は「今のところ乾癬は完治が難しいと言われていて・・」と話づらそうにしていましたが、正直私はとてもショックを受けてしまい、これからずっと皮膚病をかかえて過ごさないといけないの?と打ちのめされたような気分になりました。
その日は病院でステロイドの塗り薬を患部に塗ってもらい、そのステロイドと飲み薬をもらって家に帰ることになりました。
ちなみにその時処方されたステロイドは今でも持っています。
(今は使用していません)これがその時の薬です。(マイザーという強い薬)
ただ、その病院では確実に乾癬だと言い切れないと説明され、もし確実に検査したい場合は大学病院を紹介するといわれました。
ちなみにその皮膚科では乾癬は遺伝やアレルギーといったものが原因ではなく
まったく原因はわからないと説明を受けたので
「では食事制限などでは治らないのですね?」と聴くと
「食べる物や飲む物による原因ではない」ということでした。
その後、もらったステロイドと飲み薬を言われた通り使っていたところ
確かに発疹はみるみる消えました。
でも、しばらくするとまた発症して
再発した場合は、心なしか以前よりも発疹の箇所が増えて皮膚のカサカサ感も増しているようでした。
「薬を塗り続けてもあまりよくならないのか」と
自暴自棄になってしまった僕は
「何故自分が?」という思いばかりで
自分の生活習慣を省みようともしませんでした。
医者からは食生活はあまり関係ないと言われた事もあり、食べる物や飲むものは以前と変わらずに生活していたのです。
しかし、特にお酒を飲んだ後はなぜか体が痒くなっている事になんとなく気づいていました。
自分の中では「やはり食べているものや飲み物にもなんらかの理由があるのでは」と思い始めたのです。